東京支部予選開催へのミーティング内容

日頃より日本サーフィン連盟 東京支部の活動にご理解を頂きありがとうございます。さて、ご承知の通り「東日本大震災」という未曾有の災害により甚大なる被害をもたらし、東北、福島、茨城そして千葉の多くの仲間があの大地震と津波により被災されました。
皆様の中でもご家族や親戚を亡くされたり、あるいは避難所での過酷な生活をしいられている方々もいらっしゃることと思います。

心よりお見舞い申し上げます。

東京支部として支部予選を開催するにあたり、現在は余震に加え原発問題から起因する海水の放射能汚染の問題があり、中止か?開催か?入念にミーティングを重ねました。
中止にすれば競技団体・サーフィン業界がストップしてしまう現状。しかし、スタートし災害が起こった時に誰が責任を取るのか?など賛否両論の意見があった事。事実として受け止め、各ショップオーナ・各区代表者・関係者・大会運営者全ての意見を考慮した結果、開催へと至ります。

ここで技術育成部・鈴木が今回2011年4月14日に行われた東京ミーティング内容に参加し、皆様の率直な意見をまとめました。
是非、ご参考の上、大会への参加・今後の活動のきっかけになればと思います。

各東京1区~4区意見をまとめます。今大会についての皆様の意見。

<1区>
賛成論:安全第一でやるべき・責任対処をしっかりする事・承諾、誓約書をしっかりとやるべき
反対論:本当に全日本一番を決めれるのかが疑問・去年の結果で選抜はどうか?・放射能数値をしっかりと見出すまでは大会NG

<2区>
賛成論:前例のないプログラムで試合進行(避難訓練・災害防災プログラムなど)・チャリティー色を強く出す!
反対論:全日本のあり方・東北NSA加盟店への援助をしないでやっていいのか?・安全性が薄い・・・

<3区>
賛成論:被災者から大会はやってほしいと強い声援を頂けた・安全システムの確保・親の理解を得る。
反対論:ジュニア世代、子供達への安全確保をしないならやるべきではない。(親の意見がNGならやるべではない。)

<4区>
賛成論:災害グッズを着用義務付け・やるなら子供、両親の承諾が必要である。・災害スポンサーを募る。
反対論:海上安全が確認出来ないのであればやるべきではない。本当の全日本では無い。組織としてどうなのか?

<被災地・飯岡ローカル小川さん意見>
・現状をしっかりと把握し、見極め行動してほしい・・・
・漁船が流れ着いている状態 ・テトラも動いている ・放射能への対処は?
・ローカルとして海への活動を自粛してほしい気持ちはある。
・現状をしっかりと把握した上で、大会を行ってほしいと願います。

賛否両論の意見があり、当たり前だと思います。
しかしNSA会員登録が昨年度2010年で受付終了しており、大会参加への権利が働いている以上、中止にすることはできないという現状も・・・ならびに、全日本選手権が開催される予定でもあります。

問題を見極め、何を見出すか・・・

東京支部ではしっかりと問題を見極め、ミーティングを重ねて行っています。
東京支部の意見として少なからず、中止という方向は日本社会を見る限り、非常に寂しい現状をもたらす事にもなります。
先に進む事が大事。災害対処し、多くの人が楽しめる環境作りをしていく事が大事であるはずという形で、今大会は開催へと向かいます。

<東京大会参加者として今大会へ向かう為に・・・>
・個人個人での考えを尊重し、大会へ向かう
・中止も考えた上での参加有無
・車を相乗りし、ガソリンの無駄使いを防ぐ事
・千葉の海を借りる立場としてサーフィンする

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